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玄関タイルの掃除方法は?きれいに保つコツも紹介

玄関は、外部からのホコリや泥、花粉や排ガスなどによって、とても汚れやすい場所です。毎日の掃き掃除ができていても、いつしか玄関タイルについてしまった汚れが気になることもあります。玄関のタイルには、さまざまな材質が使われています。掃除方法についても、それぞれ工夫が必要です。
本記事では、玄関タイルついて、汚れの原因と掃除方法、専門業者への依頼をおすすめする理由などについて解説します。

玄関タイルの汚れの原因

玄関は、家からの出入りが多い場所なので毎日の掃除は欠かせません。特に家族が多かったり住宅周りに畑や土が多い地域だったりすると玄関が汚れやすくなります。また、雨や雪、風の強い日は、外部からの汚れが玄関に広がりやすくなります。

玄関タイルが汚れる原因は、掃除をする際に必要なポイントになります。ここでしっかりと確認しておきましょう。

泥や砂などの土汚れ

玄関タイルの汚れの原因のひとつは、靴底に付いた土や泥が原因です。特に靴底に溝が多いと土や泥が付着しやすくなります。さらに、雨や雪の日には、泥が靴に付きやすくなるためそのまま玄関に入ってしまうと汚れが広がります。また、ペットの足裏の泥や土も汚れの原因です。
玄関タイルの汚れを掃除せずに放置しておくと、シミや黒ずみの原因になり、泥がタイルの目地に入ってしまうと乾燥した後の掃除に手間がかかります。

花粉

花粉の粒子は見えにくいため、落ちていても気にならない厄介な汚れです。一瞬見えない花粉の汚れは、玄関の掃除を怠るとタイルに付着してザラザラとしてきます。
特に、春先は花粉がたくさん飛んでいます。玄関ドアを開閉するたびに、家の中に入り込んでしまう欠点があります。また、外出したときに衣類に付いた花粉を玄関で払い落とすと、そのまま玄関の汚れとしてなってしまいます。花粉の粒子は蓄積すると健康上にも悪いため、小まめな掃除が必要です。

カビ

梅雨シーズンや湿度の多い日には、玄関のカビが繁殖しやすくなります。雨に濡れた靴や傘をそのまま置きっぱなしにしておくと湿気がこもってカビのもとになります。
また、冬の時期は、玄関と外気温の寒暖差が生じると結露でカビが発生します。断熱性の低い玄関ドアは特に結露しやすくなります。
玄関のカビは、狭くて風通しや日当たりが悪いと繁殖するため、玄関に何か物を置くなど、湿気がこもりやすいスペースがあるとカビの繁殖を増長させる原因になります。
玄関のカビ対策には、掃除する際に物をどかしてキレイにする習慣を付けるか、できれば何も物を置かない方が掃除がしやすく、清潔を保つことができます。

油・靴シミ

交通量の多い地域に家がある場合は、車の排ガス中の油分が玄関を汚す原因になっています。また、外出中に衣類や靴についた排ガスの塵で、玄関を汚してしまうこともあります。

玄関を毎日掃除していても、シミや黒ずみができるのは、土や砂に油分が混ざってタイルにこびりついてしまうからです。
玄関タイルの汚れは、油分を含んでいると掃除しにくい欠点があります。水洗いだけでは解決しないため、専用洗剤を使って汚れを除去するようになります。

油系の汚れには、靴のお手入れで使った靴墨が玄関に付着するケースもあります。靴墨の汚れは、中性洗剤や重曹などを使わないと汚れを落とすのは難しくなります。

【関連記事】石材のシミ抜き方法は?原因や掃除のタイミングについても解説

玄関タイルの掃除前の準備

玄関タイルを掃除する前に、以下のポイントを抑えておきましょう。

  • 玄関タイルの材質をチェックする
  • 玄関に置いてあるものを撤去する
  • ほうきでホコリやゴミを掃く

準備する掃除道具は、以下の通りです。

  • ほうき・ちりとり
  • バケツ
  • 雑巾(水拭き用・カラ拭き用)
  • 柔らかい布・タオル
  • デッキブラシ
  • 歯ブラシ
  • メラミンスポンジ
  • 重曹・セスキ炭酸ソーダ・中性洗剤
  • 洗剤用スプレーボトル

はじめに、玄関のタイルの材質について確認します。タイルの材質によって掃除道具や洗剤の種類が違ってくるからです。材質に合わないものを使用するとタイルを劣化させてしまうため注意が必要です。

次に、掃除がしやすいように玄関に置いてあるものを撤去します。傘立て、靴箱など移動できる物はどかしておくと掃除が効率よくできます。

次に、玄関を掃いて掃除をします。物が置いてあった箇所は、ホコリやゴミがたくさん溜まっているため、念入りに掃き掃除をしましょう。
玄関のゴミやホコリをそのままにして水を撒くと、返って汚れがこびりついて掃除がしにくくなります。細かい塵も丁寧に掃き掃除をするようにしましょう。
細かいホコリは、掃き掃除では不十分な場合もありますので掃除機を使った方が、よりキレイになります。

玄関タイルの掃除方法

玄関を掃除する際に注意したい点は、玄関タイルの材質です。タイルの品質を壊さないようにタイルの特徴について確認してから作業を始めましょう。

ザラザラした人工石の玄関タイルの場合

タイルの表面がザラザラしている人工石の場合は、特にタイルの溝に汚れが付着しやすくなっています。タイルの溝に溜まった汚れは、デッキブラシを使うと落ちやすくなります。
ザラザラして凹凸のあるタイルは、以下の手順で掃除をしましょう。

  1. タイルに溜まったホコリやゴミを掃いて掃除をします。
  2. タイルに水撒いてデッキブラシで汚れを落とします。
  3. 濡れた雑巾で汚れを拭き取ります。
  4. 玄関を開けて風通しを良くして乾燥させます。

【関連記事】玄関の石畳の掃除方法を徹底解説

ツルツルした人工石の玄関タイルの場合

タイルの表面がツルツルしている人工石の場合は、細かい粒子のホコリが溜まりやすくなっています。掃除に使うメラミンスポンジは、タイルの材質によっては表面をキズつけてしまう場合があるため、目立たない箇所で試してから始めると良いでしょう。
ツルツルしているタイルは、以下の手順で掃除をしましょう。

  1. タイルに溜まったホコリやゴミを掃いて掃除をします。
  2. タイルに水撒いて雑巾で汚れを落とします。
  3. 汚れが落ちにくい場合は、メラミンスポンジを使って掃除をします。
  4. 濡れた雑巾で汚れを拭き取ります。
  5. 玄関を開けて風通しを良くして乾燥させます。

大理石の玄関タイルの場合

大理石のタイルの表面はデリケートなため、掃除方法は丁寧に行う必要があります。
天然大理石は、一度キズがついてしまうとシミになりやすく、酸性・アルカリ性に弱い性質なので、合わない洗剤や濃度の高い種類を使って掃除をすると、タイルの変色の原因になります。
したがって、タイルが傷つきやすいデッキブラシや硬いブラシ、アルカリ性・酸性の洗剤は控えることが必要です。
大理石の玄関タイルは、以下の手順で掃除をしましょう。

  1. タイルに溜まったホコリやゴミを掃いて掃除をします。
  2. 水に薄めた中性洗剤をスプレーでタイルに吹き付けます。
  3. 柔らかい布で、タイルの表面を拭きます。
  4. 乾いた布で洗剤と汚れを拭き取ります。
  5. 汚れが落ちない場合は、洗剤噴射と水拭きを繰り返します。
  6. 玄関を開けて風通しを良くして乾燥させます。

【関連記事】玄関の大理石の掃除方法を種類別に解説

玄関タイルを自分で掃除するメリット・デメリット

天然大理石の玄関タイルを掃除する際は、デリケートな材質であるため、自分で対応するよりも石材クリーニング業者に依頼した方がおすすめです。その他の材質で頑固な汚れや落ちにくいシミや黒ずみがある場合も、専門のプロにお任せした方が仕上がり効果が良く安心です。
一方、専門業者に依頼する前に、自分で試してみたいという方は、玄関タイルを自分で掃除した場合のメリット・デメリットについて確認しておきましょう。

メリット

  • 軽い汚れは自分でも対応できる
  • 自分のペースで掃除ができる
  • 掃除の費用がかからない

デメリット

  • 玄関タイルの品質を壊してしまうこともある
  • 専用洗剤や掃除道具の選択で迷うこともある
  • 掃除の仕上がりに満足できない場合もある
  • 掃除後に汚れが再発する可能性がある

自分で掃除をする場合は、玄関タイルの汚れが軽度であれば問題ありませんが、汚れがひどくなっていると洗剤の使い方や磨き方にコツが必要になるため、自分だけでは解決できないケースもあります。
専門業者に依頼した場合は費用がかかりますが、その分掃除の作業効率が良く、汚れの問題が解決するのでコスパが良いと言えるでしょう。

玄関タイルを掃除してもきれいにならない場合

玄関タイルの汚れは、毎日のお手入れを怠ると、汚れが蓄積して黒ずみ、黄ばみ、シミなどの原因になります。頑固な汚れには、専門的な掃除のノウハウが必要になるため、自分で対応するには難しいケースもあります。

ひどい汚れを落とす専用洗剤や便利な掃除機材は、市販で購入できますが、それでも汚れが落ちない場合は、石材クリーニング業者に依頼することをおすすめします。専門業者に依頼することで、自分で掃除した場合の失敗リスクも減ります。

以下は、汚れがひどい場合に使える化学製品です。それぞれの特徴と玄関タイルの材質に合うかを確認してから使用するようにしましょう。
また、異なる性質の洗剤を使う場合は、取扱い方法についてしっかり理解していることが必要です。混合したことで有毒ガスを発生することもありますので注意しましょう。

特徴
重曹 弱アルカリ性で酸性汚れを落とす作用がある
消臭作用・吸湿作用・研磨作用がある
セスキ炭酸ソーダ アルカリ性で酸性汚れを落とす作用がある
重曹よりアルカリ濃度が高く汚れが落としやすい
中性洗剤 軽い酸性汚れやアルカリ性汚れに効く
アルカリ性洗剤に比べて洗浄力は低い

石材クリーニング業者を選ぶポイント

石材クリーニング業者を選ぶ際は、信頼度を確認するために、実績や経験について会社のホームページを見て判断すると良いでしょう。会社の施工実績を見ると安心材料に繋がります。また、掃除した後の仕上がりについては、施工テストを実施している業者を利用すると仕上がりの状態が把握できるのでおすすめです。

玄関タイルの掃除は安心できる専門業者がおすすめ

玄関のタイルは、毎日の掃除が行き届かないと、汚れを落とすのに手間暇がかかります。
泥や土の汚れは、水拭きで解決できますが、油分を含む汚れの場合は、洗剤や掃除道具を工夫して汚れを除去することが必要です。ただし、玄関タイルは材質によって掃除方法が異なるため、材質の特徴を抑えてから掃除を行うようにしましょう。
もし、掃除が自分で対応できない場合は、石材クリーニング業者に依頼することもできます。

「パワーストーン株式会社」では、タイルや石材の汚れに関するノウハウを活かしてお客様の問題を解決しています。当社ではお見積り前のテスト施工を無料で実施していますので、事前に仕上がりを確認していただくことができます。

まずは、タイル・石材のクリーニング、メンテナンスをお考えの方は石材クリーニング専門業者へご相談ください。

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